手間暇かけてもご飯を食べてくれない2歳児。
もう疲れたよ~……
2歳前後ってイヤイヤ期もあいまって、ごはんを食べてくれないと悩む方も多いでしょう。
- 「白米だけ」「うどんだけ」など決まったものしか食べない
- YouTubeやテレビを見ながらじゃないと食べない
- え?これだけ?とびっくりする量しか食べない
- それなのにお菓子ばっかり食べたかがる
首もげるほどわかる。2歳児のむすめも全部当てはまります。
遊び食べや食べムラ、お菓子ばっかり食べたがるなど問題山積み
市の栄養士に相談したり、幼児食に関する本を片っ端から読んだり、なんとか食べさせようとあらゆる手段を試しました。
けど食べないもんは食べないんですよね。
かといって作らないわけにもいかないし、「今日は何だったら食べてくれるんだろう」と悩む日々。
食事の時間がストレスだった私が、「これをしたら食べた!」という手間なく簡単にできた対処法を紹介します。
「疲れるのはウチだけじゃないんだ!」「できるときにちょっとやってみようかな!」と少しでも肩の力が抜けてもらえたら嬉しいです。
ご飯を食べない2歳児にストレスを感じる家庭はなんと約50%!
まず、子どものごはんで悩むあなたに知ってほしいことがあります。
子どもがご飯を食べない日がつづくと、母親としての努力が足りないような気分になるかもしれません。
でも、2000%ママのせいではありません。
厚生労働省の調べでは、なんと2歳前後の子どもがいる家庭の約50%が偏食や遊び食べなど食事に悩んでいる結果が出ているそう。
こんなに食べないのウチだけかも……なんて不安になってたんですが、この数字を見るとなんだか安心しませんか?
2歳児の好き嫌いは親の育て方や調理の仕方が悪いからではないんです!
子どもがご飯を食べられない理由は、さまざまあります。
子どもがご飯を食べない主な原因
- 子どもの個性
- 苦みや酸味を本能的に避けている
- においや食感、形が苦手
- おなかが空いていない
- 「食べたくない!それだけ!!」 など
娘の場合は警戒心が強く慎重なタイプだからか、口にいれるものに対してのセンサーも敏感。
少しでも苦手なものは見た瞬間に「たべないよ!」といって顔を手で覆い隠します。
いつで出しても絶対食べるのはたまご焼きとチーズと海苔のみ
母親としてはなんでもよく食べてほしいと願うところですが、生まれてまだ2年ほどですからね。
無理もないか~とおおらかみ見守るのが大事かもしれませんね。
それが難しいんだけどね!!!
ご飯を食べない2歳児に効果があった対処法7つ
ご飯を食べない2歳児に対して、幼児食のレシピ本やネットではいろいろ書いてありますよね。
- 食材を型抜きして楽しい雰囲気にする
- 「美味しい!」と食べる親の姿を見せる
- 好きな料理に混ぜ込んでしまう
私もあらゆることを試しましたが、ほとんどが成功しませんでした。
レシピ本やインスタって正論でぶん殴られてる気分になるんよね……
可愛く盛り付けるにしても、手がかかりすぎてとてもじゃないけど毎日はできませんよね。
海苔をはさみで切って、星やハートにくりぬいても食べないってなるとつらすぎます。
そこでなるべく手間がかからずにできる!というところを重点において、我が家の成功例をまとめてみました。
我が家の成功例7つ
- 冷凍食品やレトルトを活用する
- 食べるものや量を子どもに決めさせる
- 料理や買い物を手伝ってもらう
- 食べる場所を変える
- とにかく体を動かす
- キャラクターの力を借りる
- おもちゃや絵本で苦手な食材に親近感を持たせる
ひとつずつ紹介します。
冷凍食品を活用する
せっかく手間暇かけて作ったのに、「いらない」と見向きもされずに残されてしまう。
これほんと辛いですよね(虚無の目)
冷凍食品なら「まあ、自分が作ったわけではないし」とダメージも軽く済みます。
食育を考えると、小さい子どもに冷凍食品を食べさせることに、なんとなく後ろめたい気持ちがあるかもしれません。
私もそうでした。
でもいろいろチャレンジしたんですから、オール冷凍食品だっていいじゃない!
こうした便利な食品を使うことにストレスや罪悪感を感じるよりも、ママが笑顔で食事の時間が楽しい雰囲気であるほうが子どもも穏やかに過ごせますよね。
ちなみに我が家が愛用しているのは生協の冷凍食品。
電子レンジでチンするだけのお弁当用の焼き魚、お星さまの形をしたフライドポテトは2日に1回出ています。
おいちぃ!
食べるものや量を子どもに決めさせる
給食を残す子がいないことで有名な保育園『さくらしんまち保育園の給食レシピ』という本にあったのですが、こちらの円ではバイキング形式を取り入れているそう。
園児たちが自ら食べる量を決めることで、「自分で選んだんだからちゃんと食べよう」という気持ちにさせるそう。
「一貫性の法則」ってやつね!
ということで、我が家も子どもに「何を・どのくらい」食べたいのか聞くようにしています。
たまにびっくりするくらい少量のときもあるんですけども、そこはまあ、適当に……
ちなみに、年齢が低いと選ぶことが難しかったのか、効果を感じられるようになったのは2歳半をすぎたあたりから。
「もうごちそうさまする?」「ううん、もうちょっとたべる」といったやりとりがありました。
私自身がびっくりしました
料理や買い物を手伝ってもらう
お手伝いをすることで、「自分が参加したものは食べてみようかな」をねらう作戦です。
たとえば料理でも、2歳児ならわりといろんなことができます。
- 卵をボウルに割る
- ミニトマトのへたをとる
- レタスを洗ってちぎる
- しめじやエノキをさく
- 豆をとりだす
- お米をとぐ
だいたい途中で飽きてシンクで水遊びが始まってしまうんですけどね。
でも食事に出すときに「お手伝いしてくれた〇〇、こんなお料理になったよ!」とだすと「わあ~!」といいリアクションを返してくれます。
簡単な作業でも「自分で作ったんだ!」という達成感と喜びで食べる意欲が刺激されてる……といいな~(願望)
だいたい勝率は4勝6敗というかんじ
あとは、お買い物も効果ありました。
そもそも、スーパーの買い物も2歳児を連れてだと一気に難易度が上がりますよね。
なかなかじっとできない2歳児さんには、ミッションを与えるとスムーズにいくことが多かったです。
「にんじん選んでくれる?」「納豆はどこかな?」など子どもも巻き込んでいくと、わりとうまくいきました。
食材への親近感もますので一石二鳥ですよ。
食べる場所を変える
アグネスチャンさんの著書『子供の一生を幸せにする24の食育術』の中で、「食事する席を変えてみる。それだけでも脳に刺激を与えることができる」と紹介されていました。
アグネスチャンさんは三人の息子さんをスタンフォード大学に入学したことでも話題になりましたよね。
ちょっとでも新鮮な雰囲気を作れば、食べるきっかけになるかも?といろんな場所で食べてみました。
- 折りたたみテーブルを出してリビングで食べる
- ピクニック気分でベランダで食べる
- お弁当をもって公園で食べる
- ダイニングテーブルの中でも大人用のいすに座ってみる
いつもとは違う雰囲気もあいまって、「わあ~おいしそう!」と歓声を上げてくれることもありました。
苦手なブロッコリーを食べられたのも公園でのピクニックでした。
とにかく体を動かす
家にいると10分ごとにおやつコールが鳴りやまないので、公園や支援センターへでかけて思いっきり走らせています。
私も同じく体力を削られるので、ちょっとリスクがある作戦なんですけどね。
家の中ですごしたいという日や雨で外に出れないときは、トランポリンが大活躍!
大人でも軽くとぶだけで疲れてくるので、2歳児には相当な運動量になると思います。
一人で勝手に体力を削ってくれるところが最高。
身体を動かしたあとは、おにぎりの1つや2つ食べてくれることが多いです。
とはいえ、悲しいことにどんなに体を動かしても、食べないときもあります。
嘘だろ…2時間公園にいたのに、おにぎり拒否だと!?
一体なにで動いているのか知りたいです。
キャラクターの力を借りる
子どもにとって食事の時間がイヤになってしまわないこと、これが一番大切です。
そのためにはアンパンマン、トーマス、ポケモン、絵本などなど大好きなキャラクターの力をお借りしましょう。
キャラクターの力を借りよう!
- 食器(お皿やコップ)
- ふりかけ
- レトルトカレー
- かまぼこ
キャラクターになりきって「げんきになるよ~」「早く走れるよ~」と声かけをすると、子どももその気になってくれることがあります。
※似てなくても大丈夫。そこは雰囲気勝負で行きましょう。
育児してるとアンパンマンの偉大さを思い知ります
キャラクターものは特にハマってないお子さんは、じいじやばあば、仲良しの先生やお友達などの名前をかりるのもおすすめ。
我が家はアンパンマンを卒業した後、彼女の推しである某男性アイドルに魔法をかけてもらっていました。
何気なく「〇〇くん、トマト食べたら褒めてくれるんじゃない?」というと、「えっ…」と目を輝かせる娘。
まさか食べると思わなくて、えづきながらも必死にトマトを食べる娘の姿に感動すらおぼえました。
おもちゃや絵本で苦手な食材に親近感を持たせる
子どもが食べなかった食材って、もう出さないでおこうって思いますよね。
実は苦手な食材も何度も目に触れることで、子どもたちの警戒心が薄れていくという実験結果があるそうです。
食卓に20回以上連続で出し続けると、「ちょっと食べてみようかな」と思う確率が上がるようです。
とはいっても、これめちゃくちゃ難しくないですか?
「食べない!」とイヤイヤする子どもに対し20回も出すなんて鋼のメンタルが必要。
私は8回目で挫折しました
野菜をほとんど受け付けなかった娘に対し、食事の時間だけで苦手なものに慣れさせるには限界がありました。
どうにかして親近感を持たせようと、絵本やおもちゃで苦手な食材を積極的に取り入れることに。
これが娘にはヒットして、「にんじんさん♪」とうたいながらなら一口食べてくれるようになりました。
一口だけね
むすめに効果のあった食育の絵本はこちら。
まとめ:ご飯を食べない2歳児にイライラするのは頑張っている証拠!
2歳をむかえるとご飯だけに限らず、さまざまな場面でイヤイヤマンが発動するのでメンタル削られます。
叱ろうとおもえば叱ることばっかりでそれもまた辛い。
経験してわかることですが、2歳児ではしつけでどうこうなるものではありません。
むしろ、無理にいやがるものを食べさせようとすると、逆にこだわりを強くしてしまいます。
食べたくないっていってるのに、ママは無理やり食べさせる!なんて悲しい記憶だけ残るのもつらいですよね。
偏食にとことん付き合ってあげるのも、一見遠回りに思えるかもしれませんがスムーズに問題を解決するための秘訣かもしれません。
「そのうち食べるよね~」「ひとつくらい食べれるもの増えたらいいな~」ぐらいざっくりがちょうど良さそうです。
お互いぼちぼち手を抜いてまったりいきましょう~!
コメント